拒食症 60 生存率20%
尊敬する
ある方から聞いたお話です。
その方の所に来られたクライアントさんが
「仕事を辞めることにしました」
と話されたそうです。
そのクライアントさんは
30代とまだ若く
収入も大変良い
企業に勤めていらっしゃたので
なぜ会社を辞めるのか?と
聞いたところ
クライアントの娘さんが
小児癌であったとのこと・・・・。
治る確立は20パーセント。
余命3ヶ月、と告知されたのだそうです。
そのクライアントさんは
残された3ヶ月を愛娘と過ごすため
会社を辞めることを決意し
毎日毎日
病院へお見舞いに行かれたそうです。
お見舞いに通われている間に
小児病棟の同じ病気の子供達が
次々と亡くなっていくのを
そのクライアントさんは
目の当たりにしたのだそうです。
しかし
そのクライアントさんのお嬢さんは
なんと
癌が治り、退院されたのだそうです。
そして
そのクライアントさんは
今、学習塾を経営されているとのことでした。
C型肝炎を10年患っていた
私の母は
「いつ亡くなってもおかしくない」と
言われた状況の中で
血液検査等
「死んだ人間のデータです」と
大学病院の医師に言われて
1年以上生存し
医師に不思議がられていました。
(父は会社を辞めて
毎日毎日寂しがり屋の母に付き添っていました。)
西洋医学や科学的なデータだけでは
解明できないことが
人間の身体には
いくつも
あると思います。
世の中にでて明らかにされていることは
全て
データで
万人に説明できることだけかもしれません。
しかし
世の中に出ない
説明できないことの中に
さまざまなヒントが
あるように思います。
愛情・・・
心・・・・
感情・・・
それらが
生きる力となったり
不治と言われる病を克服したりする
大きな力に
なっていると実感します。
娘の拒食症を治そうとしたとき
「拒食症は治らない!!!」と
きつく言われたり
「治るまで何年かかるかわからない」
(要するに治るかどうかわからない)と
心療内科で言われたり
「治ってきているように思います」というと
「治るわけがない!!」と
臨床心理士に馬鹿にされたりしました。
周りからの
このような言葉で
深く傷つき
自信を無くし
無力感に襲われ
道は無い!と何度も
思いました。
でも
娘は
治りました。
たった、1年で・・・。
それは
何の力だったのか・・・?
娘の場合だけでなく、
治る人と、治らない人は
何が違うのか・・・?
いつも考えています。
家族や、周りにいる人達からの深い愛情・・・
その愛情は、生命力に大きな影響を与えていると
私は、思います。