拒食症 29 トライ!!
「出来る
理由はないけど 出来る」
不安に駆られたとき
そう、思うようにしていました。
未来は 不確実で
今の時点で
1年後のことや
3年後のこと・・・
まして
20年後の事なんて
絶対に わかるわけがないから。
でも、
1年後、
3年後、
20年後・・・
どうなっていたいか?
なら、考えることが出来る。
そして
そうなれるように
変化を起こしたり
行動を始めたり
やってみることは出来る。
そう
思い始めると
脳が やり方や、答えを
探し始める。
私は娘の拒食症を
絶対に
拒食症を1年以内に治す!!と心に決めました。
出来るかどうか・・・
これまでのデータなんて
関係ありませんでした。
それ以上は
自分の身体が持たないだろうと
思ったからです。
「良い」と思うことは何でも試そう!
そう思っていました。
そして
元気だった頃を
娘の身体が 思い出してくれるように
娘を
あちこちへ連れていきました。
おいしいレストランにも・・・
娘は 食べたがっている。
本当は
とても食べたがっている・・・。
私には
それが
痛いほど伝わってきていました。
「ママ・・・
これ・・・ 食べても大丈夫かな?」
「大丈夫」
「これは?」
「大丈夫」
「お肉は 大丈夫かな・・・」
「大丈夫」
何度、このやりとりを繰り返したかわかりません。
でも、
めげずに
「何か おいしい物 食べに行こうか」
そう言って
レストランへ よく行きました。
家では 絶対に食べない物も
とても おいしそうに 料理されていて
いい匂い・・・
少しずつ 試して
おいしくて・・・
また、試して・・・
おいしくて・・・
だんだん 娘の本能が
「食べる楽しさ」を 思い出していくのを
感じていました。
2008年12月のことです
このころの娘は
精神的にはほぼ治っていて
痩せてしまったからだが
徐々に健康体へと向かっていました。
「また拒食症に戻ってしまったら?」という不安がなかったわけではありませんが
そこに、フォーカスするのをやめ、
ただただ
『 娘は 絶対に治る 』 と 信じていました。
そして、今は
拒食症のかけらもなく 元気
そして
その手のことに無関心
「 拒食症は繰り返すのよね~ 」 と
臨床心理士に言われたけど
むすめは絶対に繰り返さない!と感じています。
拒食症克服について