静岡発！愛娘の拒食症を克服に導いた母親＠赤松史子の記録・・・ 絶対に治ると信じて！

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「どんどん普通じゃなくなっていくんです。どうしたらいいですか？」という

ご質問を頂きました。

拒食症と診断されたお嬢様に

どう対応していいのかわからない。

不安が増す要因の一つに

学校へ行きたがらなくなってきた。

このままでは不登校になってしまう！！と、

ご両親は焦りを感じて

「どんどん普通じゃなくなっていくんです！」と悲痛なご様子でおっしゃいました。

自分の子どもがが拒食症や過食症になったというだけで

はかり知れないほどの大きなショックを受けます。

私もかつては

拒食症の子の母親でした。

（今は、完治しています）

摂食障害・・・という診断が

どんなに大きな絶望を連れてくるか

体験者の私には充分にイメージできます。

そして、

娘を完治させた今だからこそ、

渦中にいた時には

視野狭窄になり、

見えなかった本当の課題や

家族の中のゆがみなどが見えるようになったのです。

私は伺います。

「普通ってどんな状態ですか？」

「ちゃんと三度のご飯をおいしく食べ、

学校へ行って勉強し、

友達と楽しく過ごしてくる事です。

受験生なら、ちゃんと受験勉強して

良い高校へ行く事じゃないですか」とお母様。

「病気でもですか？」

「病気といっても入院しているわけでもないし・・・

学校へ行くのは当然じゃないですか？

そんなこともできなくなって。

だんだん学校へ行かなくなって、

この子はどうなってしまうんでしょう！！？？」

摂食障害は

心の病気です。

それも、難病ともいわれていて

全国には１００万人以上もいると言われています。

しかも増え続けています。

昔は拒食症の子を見かけることなどありませんでしたが

一目で拒食症とわかるお子さまやお嬢様を

街で何度も見かけています。

ディズニーランドでも

沖縄でも

ハワイでも見かけけました。

それほど多いという事は

治っていく方が少ない、と言うことだと私は感じています。

そんな、難しい病気。

病院へ行けば必ず治るという保証のない病気。

きちんと治してあげなければ

一生続くかもしれないような重い病気なのです。

病気なのです。

風邪のような軽い病気であっても

「風邪なら休んでもしょうがない」と思えるのに

摂食障害だと

学校へ行かせなければ！と思うのはなぜでしょうか？

病気だという認識ができにくいからではないでしょうか？

繰り返します。

病気なんです。

身体が動いても

心が動かないのです。

骨折して

身体が動かなければ

学校へ行けないので当然のように休めます。

では

心が骨折しているとしたらどうでしょうか？

拒食症のご本人様はよく

「心が死んでいるようだ」と言います。

または

「親は、私の心を殺しておいて、

身体だけ生きろ！と言うのか！」と叫びます。

心が死にそうだ・・と言っているのです。

そんな状態で学校へ行けるのでしょうか？

行ったとして、親が望むような学びをしてこれるのでしょうか？

また、

骨と皮になっても

「学校へ行きたい！！」というお子さんもいらっしゃいます。

私の娘もそうでした。

理由は、

「学校へ行けない自分はダメな人間だと感じるから」という罪悪感や

自分を責める気持ちからでした。

大好きな友達に会えるから、とか

勉強したいから、とか

楽しいからではありませんでした。

行かなければ勉強が遅れてしまう！！どうしよう！！という

恐怖と不安

焦りからでした。

この場合は

外側の状態は、

学校へ行っていますが

内面は、

「勉強が遅れる！！どうしよう！！どうしよう！！」と言う

不安や焦りであり、

親は安心するかもしれませんが

本人は相当苦しんでいるのです。

これも、

摂食障害と言う

病気だからです。

病気になっても

『普通』でいなければいけませんか？

それは誰のためなのでしょうか？

いつも例に出しますが

『ガン』と言う病気だったら、

癌のために学校へ行けないことを

『普通でなくなった』と感じるでしょうか？

アメリカの心理学者マズローによると

人間のココロには、

５段階の階層があると言われています。

５段階の一番底辺部には

食欲・睡眠・排せつなどの

『生理的欲求。』

その上に

暴力を振るわれないなどの身の

『安全に対する欲求。』

その上に

会社・学校・国・家庭など

あるグループに属していたいという欲求。

つまり自分の居場所が欲しいという

『帰属や愛情の欲求。』

その上に

他者から評価されたい、重要な人物だと思われたいなどの

『承認の欲求。』

そして、一番上には

他人の評価に関係なく、自分自身を充実させたい、夢を叶えたい、

見返りを求めず世の中のために何かをしたい、などの

『自己実現の欲求』、があると言われています。

病気になるなどして

低次の欲求が満たされなくなると

一時的に階段を降りて

その欲求の回復に向かい

その欲求が満たされると

再び元いた欲求の階段に戻る、とされています。

拒食症や、過食症も病気であることをしっかり認識してあげてください。

根性主義では治らないのです。

骨折や怪我なら、治るまでは仕方ないね、とすることでさえも

摂食障害だと

「サボっている」と感じていませんか？

癌や、内臓の病気だと

治るまでは仕方ないね、とすることでさえも

摂食障害だと

「サボっている」と感じていませんか？

摂食障害になって、その後、不登校になる方がいらっしゃいます。

「不登校」というよりも

『病気だから行けない』のです。

そして、

世の中の普通や当たり前とされていることほど

あいまいでいい加減であることを知ってください。

なぜなら

常識や、普通、当たり前とされている事は

時代とともに

ころころ変わっているからです。

１０年前、小学生の何人が携帯電話を持っていたでしょうか？

いま、持っていない子の方が少なくないですか？

携帯電話も今や

ほとんどがスマートホンに変わっています。

私が大学を卒業したころは

卒業後働いていない女性を

「家事手伝い」といい市民権がありました。

今、家事手伝い・・というと

「なにそれ？」と言う感じです。

高校や、大学を出れば、全員就活！！が今は当たり前の様です。

「普通」なんて、誰か他人が決めた物差しにすぎないのです。

心の病気になり、

外側からは見えない身体の奥深くがズタズタになっている子供に対して

まずやってあげる事は

休ませてあげる事なんです。

身体の病気と同じように・・・。

ご家族が温かく見守ってあげる事なのです。

どんな言葉を掛け、どんなふうに対応することが

見守る事になり、ココロの元気を回復する事につながるのか？

繊細な内容で

文字では書ききれない部分については

カウンセリングで

個別に対応させていただいています

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