●自分を滅ぼすほどの我慢をしていませんか？
●自分を滅ぼすほどの我慢をしていませんか？
私は、自分の娘が拒食症になって
拒食症が
普通では治らない病気であること、
病院で嫌がられるような病気であることを知りました。
病気になったら、病院へ行けば治る！という公式を持っていた私は、
そうではないことを何度も何度もたたきつけられ
生きる希望を失っていました。
今思えば、
引き寄せの法則が働いていたのか、
それまで学んでいたさまざまな心理手法や
コミュニケーションスキル、
そして、拒食症を克服させられるきっかけになったNLPという卓越した心理学を学んで
その学びの最中に
拒食症本人の娘ではなく
私の心がどんどん癒されていき、
その結果、
心理手法も使って
娘を完治させる事ができたのですが、
そこで
私が一番、手放せた
『私を苦しめていたもの』とは
『我慢』でした。
それも、自分で自分が我慢しているのかどうかさえもわからない
マヒしたような強烈な『我慢』だったのです。
そして、
その『我慢』とは、
何か、物を欲しがっているのを我慢する･･･なんて言うレベルのものではなく
自分にとって、最も重要な
『自分の感情の抑圧』をしていた、と言うことだったのです。
それは、
人間なら誰しも自然に心の中に湧いてくる
喜怒哀楽の感情・・・
それは、その人独自の個人的な感情・・・
人が人であるからこそ、持っている『感情』
それを抑圧するとは、
＝自分そのものの抑圧。
自分は自分で在ってはならない！と言うことだったのです。
けれど、
『我慢は美徳』をどう解釈したのか、
そんな社会風潮や
恐らくその価値観を持った親に
無意識に刷り込まれ、
あるいは、母親が、なんでもものすごく我慢し続けている姿を
（特に戦争を経験しているせいかものすごく我慢強い）見ながら、
自分が我儘を言うわけにはいかない！
母親を悲しませるわけにはいかない！
母にはいつも笑っていて欲しい！
それが私の喜びだから！と
幼少期から感じて（これは無意識に子どもはみんな感じているそう）
自然と自分の喜怒哀楽をできるだけ押さえこむようになっていたのです。
何十年も・・・
押さえこんでいる事さえ分からなくなるまで・・・。
そして、
押さえこまれた負の感情は
決して記憶から消えたわけではなく
脳とココロの中にしっかりと記録され、蓄積していっていたのです。
さらに結婚後、
姑や夫によって
「自由にするな」
「自分で決定するな」
「正月くらい笑え！」といように
感情（＝自分）をコントロールされるようになり
そこでまた、
幼少期に身につけた
自分を壊すほどの『我慢』（感情の抑圧）をし続けて
自分が誰なのか・・・わからないような状態で子どもを育てていたのです。
結婚後、よく母が
「あの子は、本当には笑っていない」と私の事を言っていたと聞きました。
でも、自分ではわからなかったのです。
子どもは、
私が本当に笑っているのを見たことが無いのかもしれない。
無理に自分を作り、
明るそうに振る舞うけれど
ココロは冷たいままの母親から
子どもの心の土台が育つために最も必要な
安心を感じられる事はあまりなかったのではないかと思います。
だから、娘は、私の心と同じように
どこか不安定で
自分らしさを出せず、
同じように我慢と言う名の感情の抑圧をすることで
その場をやり過ごし、自分を守っていたのだとわかりました。
一時的なら
それでいいのかもしれません。
けれど、
感情とは自分です。
その、自分を抑圧し続ける事は人格破壊と同じです。
そうなる前に
拒食症と言う病気になって
その生き辛さを私に示てくれたのだと今は感じています。
そしてその
娘の生き辛さの基になっていた
自己犠牲的感情の抑圧とは
まさに、私が無意識にやっていた事だったのです。
娘を治す時に使った手法はまさに
私の中で抑圧し続けてきた
壊れたココロを癒す方法だったのです。
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