拒食症 その13 良かったことノート
少しずつ
娘の視点が
「嫌なこと、腹立たしいこと
ダメな自分・・・」 から
「良かったこと」へシフトし始めました。
娘の提案で
良かったことをノートに書いて残したい、という事になりました。
一冊のノートに
「その日見つけた 良かったことを 最低3つ以上書く」
これだけがルールでした。
ずっと、
拒食症に疲れ果てていました。
本人が一番辛いのだろうけれど
私は、拒食症の娘を抱えている
事に疲れていました。
全てを一人で背負っていると感じ、
イイ事なんて1つもない!
生きるって しんどい・・・・
そう思っていました。
でも、娘と一緒に
「良かったこと」を見つける(気付く)練習をし始めました。
元々は ポジティブであったはずなのに
闇の中にいるような
毎日を送っていたため
なかなか 見つけられませんでした。
でも、
例えば
「今日はイイお天気で気持ちが良かった」 とか
「友達と 話が出来た」 とか
「おいしくご飯を食べられた」 とか
小さいことなら
いくらでもあることに気付き始めました
大きな事でなくてもいい。
小さな事でいい。
びっくりするくらい小さな事でイイ
そこに目を向けてみると
以外と 良いこともあったんだ!
と言うことを実感することができました。
そんな ささやかな
「良かったことノート」を
毎日、欠かさずに書いているうちに
娘の言葉が 明るい方向へと
変化し始めました。
たとえば
「まだ、ここまでしかできていない」
と思うか・・・
「もう、ここまでできた」
と 思うか・・・。
「半分しかない」と思うか
「半分もある」と思うか・・・?
これだけで
気分が連動して変化することを
娘は
体感覚で理解し始めました。