☆ 娘の気持ち
拒食症が治り始めて1ヶ月目・・・
2008年6月から 娘からの提案で書き始めた『良かったことノート』
拒食症を乗り越えたときの思い出が詰まっているノートです。
今見ると、乗り越えてきた道を思い出し、
ちょっと ウルウル・・・してしまいます。
目的は、
何でもかんでも『ネガティブ』に捉えてしまう思考のパターンを
肯定的な面を敢えて見つけ、捉える練習。
毎日の中で起こる出来事を
『良かったこと』として捉える練習と
その習慣をつけることで
自分の思考パターンを(思考の習慣を)
ポジティブに変化させる癖をつけること。
そのことで、
自分に起こる出来事というのは
そもそも 良い悪い、と言うものが最初からあるのではなく
その出来事の捉え方によって
感情がネガティブになったりポジティブになったりすることに気付くこと。
砂漠の真ん中で
コップ半分の水を見て
「半分しかない」と捉えるか
「まだ、半分もある」と捉えるかによって
次にわき起こる感情が『不安』になったり『安心』になったりする。
人は、独自の捉え方を持っていて、その捉え方によって自分で自分を苦しめていたり楽しませていたりする。
その[ 良かったことノート] にこんなことが書いてありました。
<娘の文章>
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2008年 7月・・・
「拒食症が治り始めるきっかけと学んだこと」
(5月に行った)
ディズニーランドに入った瞬間から私の中の何かが変わった。
ディズニーランドに行く前日までは、
食べることもあまり好まなかったし、何に対しても自信を持てなかった。
毎日、不安でしかたなく
悲しいことだらけで泣いてばかりいるような生活だった。
でも、ディズニーランドに着いて、その地に足を踏み入れた瞬間
昨日までの辛さがうそのように消え、
楽しいこと、自分の明るい将来について考えられるようになった。
そして、その日から
食べることに対しての不安も徐々に無くなって来て
おいしくご飯を食べられるようになった。
ディズニーランドで観た光り輝く光景が私のココロを変える力をくれた。
25周年のディズニーランドと言う素晴らしい環境に私は2日間も滞在することができた。
この二日間でたくさんの勇気をもらうことができ
今の私があると思う。
いくらおいしいものを食べたとしても
食べる環境や自分の気分によって味が変わることに気付いた。
私はストレスを解消するのが下手だった。
・・・以下省略・・・
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拒食症の症状として
目の前に起こる事実を
『ネガティブ』に捉えてしまう、ということが起こります。
そして、その捉え方をして苦しんでいるのは
その捉え方をしてしまう本人です。
『ポジティブに考えなさい!』と言われても、そのような思考回路になってしまっているので
なかなかできないのですが、
『ポジティブに捉えたとしたら、どうなる?』
『良い面があるとしたら、どんなこと?』 と一つ一つに
声をかけ、思考を変化させる練習をし続けて、
娘は、だんだん、明るくなっていきました。
そして、今もその思考回路は
気分転換の早さ、と言う形になって残っています。
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拒食症はココロの病気です。
ココロを治すことに取り組み、一日も早く笑顔が戻ってきますように・・・
未来がきらきらと輝きに満ち溢れますように・・・
絶望が希望に変わりますように・・・
あなたを応援します。
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