拒食症 共通の悩み③
「食べなくてもいいんですか?」
カウンセリングの場面で
100%この質問を頂きます。
『食べるか食べないか』だけにほとんどの視点が向かっているから・・・。
(でも、拒食症はこころの病気です)
「食べさせなくてもいいんですか???」
私は、こう答えます。
「本人に任せてあげてください」
※ (親が常識の範囲で考えて
これくらい食べないとまずい!と焦り、
食べさせようとして食べるのなら拒食症ではありません)
「ええぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~~~~
「もし、これ以上体重が減ったらどうするんですか?」
拒食症は心の病気です。
ココロの病気になっていて、その症状として
食べない!という状態になっているのです。
食べないことで、拒食症である自分になり、
拒食症という表現方法で
ココロの奥深くの悲しみと不安を表現しているのです。
ですから
食べさせようとすればするほど食べなくなります。
不登校の子に「学校に行きなさい!」と駆り立てて悪化させるのと同じです。
なぜなら
『不登校』は学校に行かないことによって耐えがたい心の苦しみを無意識に表現しているから。
「でも、そんなことをしたら死んでしまいます。」
そうです・・・
今までと同じ対応・・・
今までと同じ言葉がけ・・・
今までと同じように 親の言いなりにさせようとしたり、言うことをきかせようとすればするほど悪化・・・
そうです・・・
だから
今までとは違うことをするのです。
今まで掛けたことがないような言葉をかけ、
話を聴きます。
まず、いったん、気持ちを受け入れることからはじめていきます
気持ちを受け入れることを省略して、
「食べなさい、死んでしまうよ!!
わかってるの!? 500カロリーしか取ってないじゃない!!
脳が委縮するよ!!それでもいいの!!!!!」と言い続けてしまう。
お母様の極度の不安が
お子様を追い詰めてしまう言葉となって現れてしまいます。
『 食べたら誉めてくれるんだろうな・・・
でも、私は食べろ、と言われたものを食べたからって誉められたいわけじゃない。
私は、食べても食べなくても・・・
私という存在そのものをただ・・・受け入れてほしいだけなのに… 』
食べなさい!食べなさい!と言われ
食べられない自分は ダメな人間だ。 野菜は食べられるけど揚げ物は克服できない・・・
そんな自分って・・・ダメだよね・・・
そう感じ、ますます、子どものココロを追い詰めてしまっている・・・。
「あなたが食べたいものを、食べたいだけ食べたらいいよ・・・。
何が食べられる? 良かったら教えて・・・」
その答えが ゼロカロリーに近くても
野菜ばっかりでも
おかゆだけでも・・・
まずは一旦・・・
一度でいいから受け止めてあげてください・・・
がみがみ言って強制的に力づくでやろうとすればするほど
本人は
『 私はダメな人間なんだ・・・ 』 と感じ 結局ますます食べなくなるのです。
娘の拒食症を治すとき、
「食べなきゃ死ぬから食べなさいっ!!!!」と押さえつけるのを
勇気をもってやめてみました。
このまま、どんどん食べなくなったらどうしよう・・・・・一方でとても不安でした。
でも、
私が、娘の意志をやわらかく受け入れるようになった途端・・・
想像とは違う結果が現れました。
『 自分の意志で食べている』という感覚を身に付けた娘の表情がまず柔らかくなり
少しずつ、少しずついろいろなものを食べ始めたのです。
「これ、たべてみようかなぁ?」
「うん、いいんじゃない」
「揚げ物・・・大丈夫かなぁ・・・?」
「食べてみて、いやだったら残せばいいよ」
「あはは…おいしい」
(以前の私は、残すなんてダメ!と言っていました)
娘はこんな風に治っていきました。
拒食症が最悪に状態になり
どん底だった 2008年5月4日・・・
ここに行けば私は治る!と本人が言ったディズニーランドで
それまでは
全く食べなかった娘が バイキングを何度もお代わりした奇跡の瞬間でした。
ココロが癒された後、『食べる』ことがだんだんとできるようになる・・・。
拒食症はココロの病気です。
食べるか食べないかは症状なのです。
ココロが治れば
自然に食べ始めるのです。
ココロを治すことに力を注ぐのです。
普通の精神状態に近づけば近づくほど・・・
自分の意思で食べ始めます。
大切なことなので繰り返します。
拒食症は ココロの病なのです。
ココロを温めて・・・
無条件に受け入れられ、
愛されていると感じられた時、
拒食症は一気に回復への方向を向くのです。
言葉ではなく、本人が身体の感覚で・・・
私は無条件に愛されている・・・と感じたとき拒食症は回復に向かい始めます。
拒食症はココロの病気です。
ココロを治すことに取り組み、一日も早く笑顔が戻ってきますように・・・
未来がきらきらと輝きに満ち溢れますように・・・
絶望が希望に変わりますように・・・
あなたを応援します。
拒食症克服のために私がしたこと・・・
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対面カウンセリング 21,000円 (1回90分) 公式HP対面カウンセリング時間(60分)
※ ご本人様向けカウンセリングのご案内記事について・・・
携帯からリンクできないようですので携帯からお読みいただいている場合は
2009年4月18日の記事をご覧くださいませ。
拒食症とは一体何なのか?
治すための取り組みは?
一見、後退しているような症状も 実は治るための過程であり、
プロセスの途上にいることが多々あります。
娘を治す過程で体験したこと、そして知りうるすべてをアドバイスさせていただきます。
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