拒食症 64 食べなさいと言ったら余計に食べない。
拒食症は
食べたら治るのではない。
治ったら食べる。
これは、私と私の娘の体験です。
そして、拒食症克服カウンセリングをさせていただいている
クライアントさんの成果からも
私が感じていることです。
ブログに何度も書いているのですが
拒食症は『ココロの病』です。
ココロの病、と言うことは
ココロを治す必要があります。
拒食症は一見、あまりにも痩せ方がひどいので
なんとか食べさせねばと周りが焦り
「食べなさい」と諭したり、脅したり、激怒したり…説得しようとしたりします。
どんなに理屈を並べても
本人の心には届きません。
一般常識的な説明、説得で食べられるなら
そもそも
『拒食症』ではありません。
拒食症と言うココロ(精神)の病になってるのに
病気になる前と同じように
正しい理由や説明をしても相手には届きません。
届くなら病気ではありません。
「何度も食べることの重要性を伝えているのに食べません。
どうしたらいいですか?
もう、体が動かなくなって危険であることを
どんなやり方で伝えても食べてくれません。
どうやって伝えたらいいですか?」
と質問を受けます。
拒食症は
ココロが治ったら、『食べなさい』と言わなくても自発的に食べ始めます。
食べられない、食べない、と言うことは
『ココロガ治っていない』と言うことなのです。
まず、このことを理解してほしいと思います。
大切なことは
『ココロを治す』ことに取り組むことです。
いつからでも遅くはありません。
『ココロを治すこと』に焦点を当ててください。
『食べなさい』と言われれば言われるほど、娘は食べませんでした。
心を受けとめ、気持ちを共有し、
不安を安心に変え
『快』を追求し
楽しいこと、嬉しいことをたくさん一緒にして・・・
自分を肯定できるように
私が娘をたくさん肯定し、肯定してる言葉をかけ続け、
受け入れ、
娘はだんだんと自分を肯定できるようになり
安心できるようになり
食べることにこだわらなくなり
健康な時と同じように
お腹がすき
自発的に食事をするようになったのです。
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