●体さえ元に戻ればいいと言われて・・・
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身体だけ、治れ!なんて・・・
親は、拒食症の苦しみを何も理解してくれません。
誰も私をわかってくれる人はいませんでした!」
以前、拒食症のご本人様が仰ったこの言葉を私は忘れることができません。
そして、今日
別のクライアント様が同じようなことを仰いました。
「母は、私の見かけさえ、普通になればいいと言っています。」
そんなふうに思っているお母様は多いかもしれません。
カウンセリングでも表面上の対処療法にはすごく興味を示されますが
内面と向き合うことを拒否される方もいらっしゃいます。
そのような場合、本当の変化は起こりません。
なので完治はできないと思います。
拒食症の子が30キロや20キロになっているのは
食べたくないという心がそうさせているのです。
拒食症において
「食べたくないココロ」は
普通の人の「食べたくない」とは全然違うのです。
拒食症の「食べたくない」は
本当は「お母さんが、どんな私でも受け入れてくれるまで治りたくない」という、本人も気づいていない潜在的な願望から来ているばあが多いと私は感じています。
病気であれ、親が望まない子供の行為であれ、
すべての行動は
その人の感情が起こした結果です。
そして、その感情は
叶えられない欲求や、強烈な不安、
深い悲しみ、絶望感などから生み出された感情です。
言葉に出して言えない感情を体を使って表しているのです。
たとえば、
「体さえ元に戻ればいい」などどいわれれば、もっとココロを痛めます。
拒食症はココロが病気になっているのであって
身体が見た目、普通になっても
ココロは病気のままです。
だから、体だけ元に戻しても
病気の部分=ココロが回復していなければ
またすぐに痩せた体に戻っていきます。
それが、入退院を繰り返している方の状況です。
意識を向けるべきは、ココロ、
病気になっている本質部分です。
そこをケアしていかなければ何も変わりません。
そのことを、
拒食症のご本人様が一番よく知っていらっしゃいますし、
気づいていらっしゃいます。
拒食症の克服に必要なことは
ココロに対してアプローチすることです。
そして、ご本人様が、
「親はもうどうでもいいから絶対に治したい!」という決心をされている場合には、カウンセリングでご本人様のココロの奥に変化を起こし、克服に向かうことも可能です。
ココロの状態を
強い自己否定、存在否定から
自己肯定、存在肯定、などへ変えていきます。
娘もこれをやり続けて克服しました。
そして、この生きにくい世の中でも
毎日、
明日や、未来に楽しい予定を立ててウキウキ過ごしています(*^_^*)
人生は楽しむためにある!を実践し、
ますます笑顔があふれています(*^_^*)
自分と向き合うことを始めれば
あなたにもそんな日が必ずやってきます。
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