拒食症 その27 体重計はもういらない
2008年 12月
「もう、これ片づけて・・・
ここにあると気になって体重測ってしまうから」
娘は
自分からそう言って
とりつかれたように測っていた
体重管理をやめました。
まず、
精神面で拒食症が治り始め
『食べること』 が 怖くなくなり始め
楽しくなってきた頃・・・
本当は
とってもおいしく食べて
幸せな気分を
味わっているのに
そこに
体重計があるだけで
気持ちが
1%
『拒食症』を 思い出す。
私は
ひたすら
前に向かって 改善して欲しい!そう願っていました。
絶対に
後ろに戻るようなことだけは無いように
娘の言動を
とても一生懸命 観察していたように思います。
娘からの提案で
ダイエットのために 置いてあった
体重計を 二階の物置に持っていきました。
荷物の間において
一応 測りたいときには測れるけど
「めんどうくさい場所」
「もし、気になったら
二階に置いてあるから・・・」
「ありがと。
でも、測ると気になるから
しばらく 測らないでおくよ」
本当はどうしていたのか・・・
時々
測っていたような痕跡もありましたが
あれだけ体重を管理し
太ることを気にしていた(拒食症だった)
彼女にとって
体重計を 見えないところに置くのは
おおきな決断だったはず。
何かが 確実に変わった
そう、感じました。
行動に移す前に
「どうしようか・・・?」と
あれこれ 考えていたはずです。
自分で 考え
自分のための変化を起こす行動をする。
その 最初の1歩は
とても
勇気がいるものだと思います。
何かを決めたんだ・・・
そう感じました。
そして、
彼女の1歩は
計り知れない大きな1歩だと思いました。
自分に自信が持てず、居場所がない!と叫び、
何かを決めるのに、ものすごく長い時間がかかっていた・・・
自分自身を自分で肯定できないため、
いつも不安で イライラしていた・・・
その娘が
誰かの指図からではなく
『 自分で決める 』 というのは
内面に大きな変化が起こった証拠。
自分を肯定できるようになってきた証拠。
娘のココロが次第に安定していっていることを
強く感じました。
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