拒食症 その25 本当は食べたい!
2008年11月・・・
「この前、ママがいないとき
一人で作ってみたら
すごく しょっぱかった~
ねぇ・・・
これ、どうやって作るの・・・?」
( 写真がぼやけて 見づらくてスミマセンm(_ _ )m )
拒食症で
「食べられる物はこれだけ!」と
決めつけていた娘は
毎日、ほとんど同じ物を食べ続けていました。
野菜の煮物、小さい魚、ご飯150グラム・・・。
でも、本当は
食べたくて、食べたくてしょうがない・・・。
そんなときに
「こういうの、食べたいね
作るの 簡単そうだよ。」
と買った本の中の一冊です。
拒食症だったときの彼女は、
スーパーの食品のチラシや、料理本を
穴が空くほど眺めて
過去問や問題集の間に
これでもか!というほど置いてありました。
彼女の本能は
「食べたい! 食べたい!」
と 叫んでいた
のではないかと思います。
一人暮らしが決まり、
今まで 何もしなかった娘が
俄然 やる気になり
食べたいメニューを次々に
リクエストしては
「作り方を教えて」と
聞いてくるようになりました。
自分で作って 写メで撮り
自己満足している彼女・・・・。
マイナスだと思うことの中にも
プラスの面を見つけ、
楽しいこと
うきうきすること に
焦点を当て始めているように見えました。
本人自身が
心の中の風景をウキウキに変えていける
そんな時間がふえたんだな・・・と
感じました。