●拒食症を手放す時が来ているとしたら?
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娘が携帯からスマホ(スマートホン)に変えてから
以前に比べて良く電話がかかってくるようになりました。
「スマホでメール打つの、面倒なんだよね」と娘。
昨日は、
「関ジャニ∞のコンサートの申込み、
ず~~~っと電話していたのに、
やっとつながったら、
『受け付け終了しましただって~!!!』も~~~~」と、
怒りがおさまらない様子・・・(>_<)
残念な気持ちはわかるけど、
ひたすら言い続けている。
「それは、残念だったね・・・。せっかくずっと電話してたのにね。」と私。
「しかも、
今日は友達とUSJに行く約束をしていたのに
友達寝坊して、これから準備だって~!
信じられな~~~い」と怒っている。
「それは、腹立つね!」などと返しながら
私はその愚痴をず~~~っと聞いていた。
そして、少し経ってから、言ってみた。
「ねぇ、何かいい事があるとしたらなに?」≧(´▽`)≦
娘は、愚痴にどっぷりつかっていたけれど
とっさに答えた。
「来月、仁のCD出るよ♪」(*^▽^*)
(仁=娘が大好きな赤西仁)
「英語ばっかなんだけどさ~楽しみ~♪」
既にここで
もう思考の焦点は
ついていない出来事や
友達の寝坊に対するいら立ちから離れている。
うふふ・・・(*^_^*)
これは私の意図的な質問ですが、
こうやって、私はこの子の拒食症を治してきたんだな~と
懐かしくなりました。
拒食症になったら、
まず最初に取り組む事は
ご飯を食べさせねば!!!
なんとしても
見張ってでも監視してでも、
決まりを作ってがんじがらめにしてでも
口に物を入れさせたい』
そんな気持ちが湧いてくると思います。
そして、病院でも、このような指導を受けるかもしれませんし、
学校でも、「ちゃんと食べてますか?」などど、
まるで親が食事を与えていないかのように詰問されたりすることもある。
でもね、
全部間違っている!
それらは全部、やってはいけない事。
やれば、確実に拒食症が悪化する関わり方。
それなのに、病院や学校の先生は
拒食症と言う病気の本質を知らずに(知らない方は)
痩せている=食べさせればよい
と見かけだけの取り組みで解決しようとする。
ここから大きく狂い始める。
親も、
先生方が言うならそうなのかな・・・
でも、なんとなく違うような気がする・・・と
迷いながら言われたとおりにしようとするけれど、悪くなるばかり。
拒食症はココロの病気。
ココロの病気だから、ココロの状態が見えない。
見えないものを
見えているかのように感じる試みをしながら
病気の子供の心が
本当に望んでいるもの(食べ物ではありません)を与え続けていく。
これが、克服へ導く方法です。
その一つが、
悪い事ばかりに向かっている思考状態を
『良い事』に向けてあげ、
悪い感情でいっぱいになっているココロのバケツを
良い感情と入れ替えてあげる関わりをする事。
その具体例が、
娘にした
「ねぇ、何かいい事があるとしたらなに?」(^.^)と言うような質問なのです。
この他にも、たくさんあるけれど
どうやってご飯を食べさせようか?という取り組みは今すぐやめて
どうやって、ココロの中の悪い感情
(恐怖
・怒り・不安・悲しみ・挫折感・罪悪感・恨み・憂鬱など)を
良い感情でいっぱいにしてあげる事ができるか?だけに集中した方が良い。
良い感情とは
例えば・・・
愛・感謝・喜び・情熱・幸せ・わくわく・喜ばしい期待・満足・希望
などです(*^▽^*)
これら、良い感情でいっぱいになったココロは
ココロの病ではいられなくなるのです。
なぜなら、幸せで満たされるから・・・。
それが私と娘の取り組みでした。
ココロの病気だから
ココロと言う本質にアプローチするのです。
そうすれば、成果が現れるのです。