●2008年10月29日
拒食症とNLP
摂食障害の本を読むと、原因は どれも
『母親の愛情不足』とか
『家族の愛情不足』とか
『夫婦の仲が悪い』とか・・・
と書いてあります。
私も、人に話すと、すぐにそのように言われたことが何度もありました。
だからもう、人には、話すまい!!と 思ったりもしました。
そして、どんどん孤軍奮闘状態になり
自分を追いつめ、くたくたになり、
精神的に疲れ果て、不安と孤独の中で
ヒステリーになって、
「おまえが、頭 おかしいんちゃうか!
おまえが、精神病院へ行って 薬 飲め!!」
と 夫に怒鳴られたときには
発狂しそうでした。
娘は、自分が拒食症という病気である自覚はありませんでした。
2007年7月から始まった拒食は
どんどん加速して、163センチ50キロの身体が
2ヶ月で40キロになり、半年後には35キロ・・・
骸骨のようでした。
その姿を受け入れられず、
不安と恐怖と、無力感におそわれていました。
目の前はいつも 真っ暗でした。
2008年のゴールデンウィーク・・・
痩せこけた娘が
「ママ・・・ たすけて・・・・たすけて・・・・」
と、部屋のドアにもたれるようにして
かすれるような声で 泣きながら私に 助けを求めに来た時のことが
忘れられません。
私の中で何かがはじけました!!
「わかった!!ママが絶対に助けてあげる!!
絶対に助けてあげる!!」と、抱きしめました。
彼女が心を開いてくれたことで もしかしたら
治るかもしれない・・・と思いました。
私は、2005年に母を肝臓病で亡くしています。
最後の1年の母の状態は、血液検査上、生きているのがおかしい(不思議)と
言われるような状態でした。
でも、母の「生きたい!」という 強い思いが
母を生きさせているのを私は見てきました。
大学病院の先生方は、そう言う 心の影響力を
全く理解していませんでした。
そう言った体験があったので
心療内科のベテラン医師に
「この病気は、どんなに早くても3年はかかる。
早くても!! 本人が、治したいと思わなければ
何年かかるかは、全くわからない!!10年も20年も・・・と言う人もいる。」
とか、
臨床心理士に
「この病気は、繰り返すからね~~~!!
10年くらい 抱えている人はいくらでもいるわよ!
と言われても、「そんなことは絶対にない!」と思いました。
医師に治せないなら
絶対に私が治す!!!
どんなことをしても治す!!
そのためには、何でもする!!
そう決心しました。
私は、コーチをしていましたので
コーチングのスキルを上げたくて
始めたNLPでしたが、
そこで学んだ多くのスキル(ワーク)によって、
娘は、どんどん明るくなり、自分に自信を持ち、
ポジティブになり、
ネガティブな気持ちになってきたときには
どのようにして 気持ちを切り替え、
物事の受け止め方を変えたらいいのか・・・を
自分で実践出来るようになってきたのです。
いま、娘は、
拒食症の時の自分をあまり覚えていないと言います。
それは、意識して強引に変えた思考パターンではなく
無意識が書き変わっているからではないかと
私は、思っています。
そして
拒食症から1年。
娘の表情はとても軟らかく、明るく前向きになり
穏やかに楽しく毎日を過ごしています。
「居場所がない!!! 私はどうしたらいいの!?」
と毎日毎日、泣き叫んでいた(娘)のが嘘のようです。
そして、
「生きていくのって しんどい・・・」
と、絶望的になり、鬱っぽくなってベッドの上で
1日が終わるのを待って ぼんやりと過ごしていた去年が
嘘のようです。(私です)
娘が、改善していく過程の中で
私は NLPの
エンプティチェア、3人のメンター、リフレーミング
心の画を差し替える、
五感への刺激を活用する(娘の好きな画に張り替える)
イエスセット、等のスキルを使いました。
NLPで どのように娘が変化していったのか
少しづつ アップしていきたいと思います。
もし、どこかで
摂食障害のお子さんを必死で支えていらっしゃる
お母様がいらしたら
「必ず治る!!」というメッセージを
発信していきたいと思います。