拒食症 その12 良かったことに焦点を当てる。
良かったことを考える。
上手くいったことに焦点を当てる。
実際には、163センチ 35キロの身体で
決して、治ったとは 言い切れないにしても
娘は、 自分で「私は治った」と宣言し、
行動を変えていきました。
拒食症だったときの娘からでる言葉は
なんとなく、ネガティブで
自分に自信がないように見えました。
「どうせ、私なんて」とか、
「どうせ出来ないに決まっている」とか
「あれが むかつく」
「これが うまくいかない」
そんな言葉ばかりを
わざと集めてくるかのように 使っていることに気付きました。
「いつも、自分を否定する言葉を
使っているのが気になるんだけど・・・」
「そう・・・?」
いつものように
「あ~ ダメだ! 全然出来ない!」といって
娘が 暗い顔でイライラしているとき
「出来たことは ? 出来たことは何?
一つでイイから 教えて・・・」
と 言ってみました。
娘は、きょとんとして しばらく考え、
「単語は、40個中、35個できた。 過去問は 50%できた」
「へぇ~ すごいね! そんなにできているんだ!!」
「・・・・・」
「これから、
出来てない所じゃなくて
出来てるところを 教えてくれない?」
「・・・・・・」
出来ているところ
自分の良いところに焦点を当てることを忘れていた娘は
出来ているところに目を向けたときの
心地よさを 少し感じ、何かを思いだしたようでした。
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