☆ 遠い過去
お盆休みを
実家の神戸と
娘が住む大阪で過ごしてきました。
娘と会ったのは３カ月ぶり
２０歳になりましたが
私にとっては
やっぱり、”かわいい”
私は心理のプロなので
常に、娘の言動を無意識に（温かく）観察していますが
娘の３分の２、位は『別人』になったな～という感じがしました。
行動がてきぱきしているとか
お金にきっちりしているとか
部屋が散らかっている・・・のは変わっていませんが
物事への
自分が疲れるようなこだわり、執着、
人の顔色を見る、人の意見に左右される、意味のない不安・・・など
病的要素とつながるような物の捉え方が全くなかった。
今回特に、そのことを感じました。
月末に娘と一緒に沖縄へ行くのですが
今までは
宿泊日程とともに
朝昼夜ご飯の表を作って
いつ、何を食べるか・・・とスケジュールを組むのが癖になっていたのに
今回も一応、表の枠だけは
ダイレクトメールのいらない封筒の裏にマスを書き、
「ど～する～？？」とほったらかし・・・。
「う～ん、どうする～？」と問い返すと
「行ってから決める？」と言うので
「そうしよう～」と適当。
だって、その日の活動状況でお腹のすき具合って違うもんね。
２週間前から毎日のメニュー考えたって、行ったら変わってるのが普通。
『あ～楽ちん』（私のココロの声）
もう、とにかく自分で自分を追い詰めない考え方になっているのが
私にとっても何より救われます。
本人はいたってお気楽
娘の場合は
意識して「物事の歪んだ捉え方」を変えていません。
意識の力は無意識に対して１～３％しかないと言われているからです。
自分の意志で歪んだ捉え方を変えようとしても残り９７％の無意識が「NO!!」と言えば
ずるずると引き戻されていきます。
そして、できない自分を責める・・・という悪循環。
私が使ったNLPの手法は
感情（無意識）を作る『五感』に働き掛けます。
物事の捉え方を意識的に思いこもうとするのではなくて
感覚的に変える・・・
不安にならないように、自分を追い詰めないように
「このように考えよう！」ではなく
「どうしたら、安心できる？」などと
欲しい感覚を引き出し、与え続ける。
引き出し、与える。
引き出し、与える。
感覚そのものを変えていく。
なぜなら
本人が最も欲しい感覚や感情、言葉、親にして欲しいことは
本人の中にしか答えが無いからです。
愛情の形も
表して欲しい言葉も一人ひとり違う。
でも、根底にあるものは一つ。
『安心』 そして
『存在認知』
自分が自分でいても親から充分に愛されている実感、
そのことによる心の底からの大いなる安心感。
「拒食症の時のこと、覚えてる？」
「忘れた！」
「ふぅ～ん」
忘れていても、忘れたいからそのように言っていてもどっちでもいい。
自分軸で生きている娘はきっと
『自分軸で生きても、もう親から支配されることは無い。私は私だ！』と無意識レベルで自信を持ったんだと思います。
言動が全然違う。
ありのままの自分が
自分そのものが・・・愛されていることを知っている強さがありました。
頑張っている強さじゃなくて
どっしりとした安定感のようなもの。
楽に生きる物事の捉え方を身につけて
『今』を楽しんでいる姿がとても可愛いかった。
いつも、先々のことを心配していた拒食症のころとは全く別人。
「なんとかなるんじゃない？」
「行けばわかるんじゃない？」
「あれは、断っといた」
そこに、無理は無く、
自然と発する言葉の中に
娘の無意識の感情を感じ、拒食症がもう遠い過去になった事を改めて感じました。
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携帯からリンクできないようですので携帯からお読みいただいている場合は
２０10年４月１８日の記事をご覧くださいませ。
拒食症はココロの病気です。
ココロを治すことに取り組み、一日も早く笑顔が戻ってきますように・・・
未来がきらきらと輝きに満ち溢れますように・・・
絶望が希望に変わりますように・・・
あなたを応援します。
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