● 泣き叫んでもいい
拒食症の状態の一つとして
・突然叫びだしたり
・突然泣き出したり
・急に『食べないからね！』と宣言したり
・「死にたい」と叫んだりする。
親の立場で
一体どうしたらいいのか？
どう接したらいいのかわからなくなることがたくさんあると思います。
娘の拒食症を治しながらわかったこと、
そして治してみて理解できたことは
このような
親から見て、好ましくない言動をしている時、
子どもはその言動を通してもっとほかの何かを訴えている、
ということ。
本人は感情が高ぶって脳で整理整頓して言葉にできないから
体で表現する。
落ち着いて、言葉で
親に話し、話したことがきちんと受け入れられる状態であれば
暴れたり叫んだりする必要はないし
そもそも、拒食症になって
体を使って「私はこんな苦しんでいるのよ！」とアピールする必要もありません。
言えないから・・・
言うと抑圧されるから・・・
言っても聞いてもらえない体験を繰り返してきたから・・・
今まで良い子を（無意識に）演じてきたのに
言えば親を悲しませる･･･そんな自分はダメな人間、存在しないほうが良いと感じるから・・・
だから
言葉で気持ちを言うことができなくなってしまっていた・・
でも、親は、外側から見える子どもしか知らなくて
おとなしく、上手くやっているから
何も問題などないと思い込んでいた。
親子のココロのギャップ・・・。
拒食症で苦しみや悲しみ、寂しさをアピールし
暴れたり、大声で叫ぶ言動は
見ていてとても辛いです。
けれど、今思えば
そのようにしか自分の感情を表現できない状態にあったのだということがわかります。
できることなら抱きしめて
「今、感じていることを全部聞かせて」と
活火山のマグマが噴き出すように
全部吐き出させてあげることが
回復の手助けになります。
拒食症という症状はある日いきなりなったのではなく
その種は
小さいころに心の中にまかれていたのかもしれないのです。
ママに、嫌われないように
大人しく、良い子でいようとした･･･ずっと頑張ってきた・・・
でももう、ムリ！！ココロが悲鳴をあげている！！
助けて！！
そうやって拒食症になっていく。
だから、目には見えないけれど
子どものココロの中に、マグマのように眠っていた
怒りや悲しみ、不安などの感情をできる限り外に出させてあげる。
叫んだり、暴れたり・・というのは
長年押さえつけていた感情を外に出し始めた証拠。
回復へ向かうときの儀式のようなものかもしれません。
これをしないと
ココロは病んだまま・・・。
この感情を力づくで押さえつけたり、説得しようとしたり
聞く耳を持たなかったり、
否定したりすればするほど
子どもは
「やっぱり受け入れてもらえない！理解してもらえない！！
私なんかいないほうが良いんだ！！！」と絶望し、
次はもっと強い手段に出る。
長年その子の中で
重い蓋をして、『 感じたいように感じてはいけないのだ 』と
押し殺し続けてきた
悲しみや怒りの感情は
「もうない！」というくらいまで
何度も何度も出させてあげる必要があります。
「こんなに辛かったんだね・・・・。
どんなことでも聞くから話して・・・」など、促す言葉を掛け
できるだけ外に出させてあげてくださいね。
爆発を続ける火山を
もし蓋をして押さえつけたら
そのエネルギーが地面に向かい、地球の奥深くが爆発するように
感情を抑えつけるのは絶対にNGです。
とにかく、外にだすこと・・・。
聞いてあげること・・・
感情を受け入れること・・・
そして、歩み寄っていくこと・・・。
少しずつ・・・すこしづつ・・・
本当の心の声を聞いてあげられる様に・・・
こうして、私と娘は
娘のココロの中から
拒食症にならなければならなかった
負のエネルギーを排除していきました
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２０10年４月１８日の記事をご覧くださいませ。
拒食症はココロの病気です。
ココロを治すことに取り組み、一日も早く笑顔が戻ってきますように・・・
未来がきらきらと輝きに満ち溢れますように・・・
絶望が希望に変わりますように・・・
あなたを応援します。
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